波に乗る
始めは「運気とは」と書こうとしたのですが、見た目20代*1のワタシが、「運気とは」と書くのもおこがましいので、このタイトルにしてみました。
そもそも、「波に乗る」を痛感したのは、今回の「岡田眞澄さん死去」。食道ガン克服した、と会見なさってたのになあ、なぜこんなに早く亡くなったんだろう。と四柱推命の命式を出してみたのです。
すると、別になんてことない、健康な人なら、バッチリというか、どっちかといったら、元気なんじゃないのー?という感じ。
で、よく分からなかったので、ワタシの師匠*2に昼ご飯を食べながら、命式表を出して、
「先生、なぜこの時期に岡田眞澄さんが亡くならはったのか、わからない。」
と聞いてみたのです。
先生曰く、
「あ、こんなに干合がたくさん出来てたら、普通の若い人なら、こりゃ元気だ。って取るけど、ファンファン大佐、70でなおかつ、ご病気なさってたから、峠を越えられなかったんじゃない。」
そうなんです。他の方の説は分からないんですが、ワタシや先生は運気には「良し悪し」というのはない。と捉えていて、
ただただ、絶対値がある。
と考えているのです。
ですから、今日の運気が100と考えると、
運気の波に乗ることのできる体力知力のある人には100として、
体力知力のない人々には-100として、はたらくのです。
で、現在の日本の占いのほとんどは*3、運気の波が高い場合を「凶」と捉えています。それは、-100の場合を恐れてるからだろうなぁ。と思います。
今週の週刊モーニングに載ってた「ドラゴン桜」の「模試の判定はナゼ厳しく作ってあるのか」というのと同じ原理です。
凶と聞いて、大吉と、大吉と聞いて凶になってしまったのでは、気持ちが全然違うからです。
対面で占いをすると、お客さんの筋肉の使い方とか、話し方で、ああ、この人この波を乗り越えられるやろ。とか、ちょっとしんどそうやから、体力つけて次の波の準備したほうがええんちゃうかな、というのが分かります。
ですから、凶です!と言い切るということは、
占い師にとって「私はお客さんの今の現状を見抜く力がありません。」
「凶のときの対処の仕方を提案できない、怠慢な占い師です。」
と言っているのと同じなのです。
ワタシは祖母が占い師であったという武器*4はあれ、まだまだ、師匠の域には達していないので*5、現状を把握するために、お客さんの「経絡」を直接確認し、それを陰陽五行に置き換えて解決策を提案するようにしています。
ツボが押せるようになると、かなり面白いですよ。お客さんも「占いしに来たのにツボ押しもしてくれるなんて!」と喜んでくれますし、一挙両得ですね。