占いで未来予知はできるの?
よく、お客さんで
「全般運で見てください」
「私の未来はどうなんでしょうか?」
と来られる方がおられます。
私もちゃんと勉強するまでは、占い師である祖母がいわゆる超能力者っぽい人であったことで、
「むん!」とか気合を入れたら、見れるもんなのかしら〜。
と思っていました。
いや、実際の祖母はそんなんじゃありませんでしたが。
めちゃくちゃ理数系の人で数字に強く(国立大学卒。私より学歴高い)、
ちゃっちゃっと料理をするように易を立て、
テキパキと意見を述べておりました。
子供の私にはそれが、魔法のように思えたのでしょう。
実際、自分がキッチリ理論立てて勉強したら、
なんてことはない、今、自分が昼間にやってるファイナンシャルプランナーの仕事と全く同じであることが分かりました。
つまり、今の事象=お客さんの状態を「数字」から冷静に判断し、
これからどうしたいのかというプランをはっきりお客さんから導き出し
それを実現するにはどうしたらいいのか をアドバイスする。
というお仕事です。
ここの連載で「お題」を出して
その人の将来を予測する場合、*1
①お題の人の生まれつき持った能力を分析する。
(FPの仕事の場合、現在の資産状況)
②そのお題の時期がその人に対してどういう波を持っているのか見る。
(家などを買う場合の時期を判断)
③その人が現在、その波を利用できるのか、どうか見る。
(家を買ったとしたら、将来どれぐらい支払いをするのか、ボーナス払いは多くしていいのか)
という手順でやっております。
元々、四柱推命や易というのは兵法であり、
自分の軍が生き残るためには、どう、兵を進めたらよいのか、
という命がけのところから来ている「マネージメント手法」です。
ベールかぶった人がエィッとやる曖昧模糊なものではありません。
今でいうドラッガーの本みたいなもの。
また、この手法は、
勝って、生き残った人が使っている手法のみが代々受け継がれ
改良されているものなので、
「使う人の判断」や「使う人のスキル」さえ間違っていなければ*2
当たるはずなのです。
つまり、占いとは、表に出ている=裏がない情報を、「昔の人が命がけで蓄積していった手法」でを使い、
過去のことをなぜ?と調べるためではなく、
明日を生き抜くために「どうしたら」を探すために使う大変合理的な分析なのです。
簡単に言えば、
「自分がしたい将来」=目的地に着くための道案内を教えてくれる
カーナビゲーションとか、派出所みたいなもんですね。
なので、
私の未来が見えますか?
という問いは
私はどこに行きたいのでしょう?
と同じ意味を示すので、
行き先はキッチリ決めてから、派出所に行きましょう。