カイゼン!
この10年でブランド力が上がった日系企業は「トヨタ」だそうです。そのカギはいろんな経済書でも指摘されている通りのカイゼンにあります。
このカイゼンとは?そう、改善のことです。現場をよくわかっておられるかたなら、「QC」=Quality Control(品質管理)や「CS」=Customer Satisfaction(顧客満足)というキーワードが出てくるでしょう。
トヨタはこのQCとCSを徹底的に行ったことで、世界のトップに踊り出ました。
個人的にはトヨタの車はつぶれないかもしれないけども、遊びがなくデザインが面白くない車と思いますが、車というのは故障すなわち事故につながりますので、故障がないというのは重要なポイントです。
それはさておき、このカイゼン。
カイゼンとは
①今の状態を把握する
②業務に支障をきたしている部分を洗い出す
③それに対して、どう対応するか、検討する。
これは運気にも応用できます。
よく、来られる常連のお客さんに「あ、今空いてるから鑑定しましょか?」とお話しますと、「いや、なんか悪いの出たらイヤやし、怖いから・・・」としり込みされる方がいらっしゃいます。
毎日、酒を飲んでるので、健康診断が恐ろしい。あの心境とよく似た感じなんですかな。
ですが、そのままほっておくと、治る「肝臓」も「肝硬変」になってしまいます。
ここで、運気の健康診断を受けていただいて、再検査項目を出し、そこを「カイゼン」する策を検討するわけです。
ここで大事なのは「ミクロの視点」と「マクロの視点」を両方持つ=TQMということ。何かを修繕するときに、そこを補強したりしますが、補強の強さがその他の部分よりも強いようであると、バランスを失い、逆にそこが原因で、他の部分が故障してしまうのです。何事も、全体のバランスを見て、どれぐらいの補強か考えるということです。