Vive-hodie

日本初の猫カフェ「猫の時間」と 神戸元町の「モダナークファームカフェ」、近鉄百貨店上本町店で鑑定している占い師のブログ。

テイちゃん

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きれいな顔してるだろ。ウソみたいだろ。死んでるんだぜ。それで。

と言いたくなる。

テイちゃんの最期はみんなに看取られて安らかなものだったそうです。

 

Modernark pharm cafe (モダナーク ファーム カフェ)の看板猫 テイちゃんが4月2日に亡くなりました。

なんかそれからやる気が無くなってついボンヤリしてしまいました・・・

 

テイちゃんが、「もうアカンかもしれへん」と言い出したのは昨年の7月ごろ。動物さんとコミュニケーションが取れるようになって約半年ぐらいが経ったころで

「聞き違いかな?」

 

と思ったのです。

今年の夏はキツいよ 病気してるからしんどい

できるだけ会いに来てね

 

ってはっきり快活な声で言いました。

 

涙が出そうになるのをこらえて、家で思い切り泣きました。テイちゃん!テイちゃんのおかげでモダナークさんの皆さんと仲良くなれたんだよ・・・

 

そこから 厳しい夏が去って

モダナークさんのスタッフさんたちが

「たまきさんがいちいち豪華なオヤツをテイちゃんに持ってくるから、テイちゃんオヤツ目当てで言うたんやわ。ほれ年寄りがさ、今年の夏きっついわーもう死ぬかもって言うじゃない?あれよ」

 

と笑いながら言ってくれ

 

「やっぱり アニマル・コミュニケーターとしてはまだまだかな」

「練習あるのみやな」

 

と思ったのです。

 

それが今年に入って、テイちゃんは外に出るときフラフラするようになり、お腹を壊すことが多くなりました。見ててつらくなるほど自分のテリトリーを守りたい!みんなを悪いものから守るんだ!という使命感に燃えていました。

 

わたしはテイちゃんを家につれて帰ろうかと思い、テイちゃんにうちでのんびりするか?と聞いたら

 

「ここが僕のうちだから。どうせまたすぐ会いに来てくれるでしょう?」

 

しんどそうな顔で言いました。

テイちゃんへの涙は夏には枯れていましたから、テイちゃんの決意を尊重しようと思いました。

できるだけ 鑑定を元町で入れて、テイちゃんに会いに行きました。

テイちゃんはお昼どきには

https://www.facebook.com/dougen0111/

近所のお蕎麦やさんの 堂源さん(すごい美味しい テイちゃんファンは行くべき)でノンビリするようになりました。

 

「暖かい電気毛布サイコー!」

 

病気の老人とは思えないご機嫌な声で挨拶してくれるのでした。

「一昨年に君を撮ってくれたジェフがもうすぐ来るよ!それまで頑張ってくれる?」

 

「うん!ジェフに会いたいなあ」

 

ジェフに会ったテイちゃんは嬉しそうでした。

「会えて嬉しいなあ。でも眠い」

 

それからテイちゃんは病院に入院しました。治る見込みのない緩和ケアという治療。

退院したときも 目の光は失われていませんでした。

 

私に会おうとして転びそうになりながら立ち上がってくれるのでした。

鼻を突く死の匂い。それを否定したくてテイちゃんには触れませんでした。そして、しんどいときに触られるといかに負担になるか潰瘍性大腸炎持ちの私はよく知っていたからです。

 

「さっき 柵を越えようとしてテイイチ転けてな、大ショック受け取んねん」

 

モダナークのオーナーさんは言いました。

 

その二日後、

テイちゃんが先程亡くなったという連絡が入りました。

ちょうどすみれちゃんに彼女が好きだったバラを買おうとしていた矢先でした。

テイちゃんに似合う 真っ黄色のバラを買いました。

 

車で駆けつけるとテイちゃんは既にお花に囲まれた状態でした。

近所の皆さんが駆けつけてくださったみたいでした。

 

こんなに賢く愛された猫は居ない

 

と思いました。