IBDとうまくやっていくこと
猫のIBD
実は、すみちゃん、引退後は毎日がっついて食べてゲローって吐いていたのです。
乾燥したご飯食べる→お水飲む→お腹で膨らむ→ゲロンパ
という循環で、
アタマを抱えていました。1日に何回も吐くのです。見てるだけで可哀想・・。
猫の時間のオーナー曰く、食道が普通の猫さんよりも細いという診断だから吐きやすいのよ、気にしないで。とのこと。
ただ、気になることがありました。
すみちゃんはよく血便を出していたのです。
それも鮮血ではない感じ。
そして、異常に臭い。
すみちゃんがトイレに行くと玄関まで「お知らせ」で分かるレベル・・・。
思い当たることがあります。
そう、自分が潰瘍性大腸炎=IBDの状態が最悪であったときの様子に似ているのです。
お腹が弱くて何回もトイレに行く。
手足が異常に冷たい。
トイレの異常な臭さ=血便が出てるからその臭いが混ざるからだと思われます。
「あー。これってひょっとして同じ病気なんじゃないのか?」
そう思い始めました。
しかしながら人間様にしても、猫様にしてもIBDの判定というのは非常に難しいのです。
生検というやつをしなければならない。
そう、お腹にカメラを通して患部を切り取って精密検査です。
断食一日半に下剤2リットル飲んだ後、カメラを入れるという地獄。
猫さんの場合、お腹を開けないといけないそうです。
これだと、すみちゃんの老後の生活をエンジョイするために、引き取った意味がなくなってしまいます。
お年寄りなのに開腹なんて・・・。
ちょっと待てよ。
自分も寛解してるじゃないか。
どうやって抜けだしたか考えろ!
自分の場合。
1 絶対お腹を冷やさない
2 手足を出来るだけマッサージとかをして温める
3 温かいものを食べる
4 乳酸菌を食べる
よし、これを徹底してやろうと思いました。
で、
1→嫌がるすみちゃんに軽い腹巻き
あるいは、人間用に借りている温熱マット(簡易岩盤浴マット)に乗せる
腹巻きは1日でお怒りになったので断念。
温熱マットはお気に召されたので1日1時間ぐらい乗ってもらいました。
吐かなくなった今も毎日乗っておられます。
2→できるだけ遊んで手足を動かすようにしました。
あとは手足をモミモミマッサージする。目を細めて「ええわー。これ。」という顔するので面白いです。
3→カリカリはお湯をかけてお茶漬けにする 温かいお湯を飲むようにする
4→カスピ海ヨーグルトを小さじ半分毎日食べる
ビオフェルミンをあげる
エビオス錠をおやつにあげる
猫様用酵素も取り寄せたのですが、合わなかったらしくゲロンパされてました・・・
ここらへんはどれが合うか試行錯誤するしかありません。
5→IBDは免疫をあげると治るという説もあるので一週間に3回液体のプロポリスを飲んでもらう
これを徹底しまして、ご飯も食べやすいようにしたり、飽きたらササミを茹でたやつとかぼちゃをあげたり
工夫しました。
で、今や おしっこも便もほとんど臭わなくなり、ゲロンパも毛玉ぐらいになりました。
お風呂も一週間に一回、ちゃんと湯船に浸かって温まってるし、毛玉吐きも少なくなりました。
難点はトイレにいつ行ったかわからないのでトイレ掃除のタイミングが分からなくて
ミルク兵長に
トイレ掃除しろや!!
と怒られることです。
IBDという決定的な診断は受けてはいないのですが
IBDかな?と思った猫さんのご家族は上記のことを試されてもいいかなと思います。
人間の自分もこれを徹底して寛解したので。
(太極拳とか習い始めて、血流がよくなったのもあると思います。運動大事ですよ。)
猫さんは調子悪くても、隠す場合が多く、
毎日一生懸命ケアしても、突然死んでしまうことがあります。
そうならないように微妙な体調の差を観察することも大事だと思います。
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基本 肉系 (鶏、レバー 鮭のほぐしたやつ)110グラム + 野菜(きゃべつ 人参、かぼちゃの蒸したやつ)65グラム にビタミン剤を添えてミキサーにかけるとよいみたい。