自分の環境を説明する
一週間ためてしまったので、夏休みの宿題の追い込みのようになってきました。
お店でブラブラ、猫さんのお世話をしていると、
「いつも読んでますよ!」
「更新大変ですけど楽しみにしてるんで頑張って!」
と知らないお客さんに元気付けられる今日この頃。
ほんまにありがとうございます。
あと、
「あのブログ、理路整然としているので書いているのは男性だと思ってました!」
ともよく言われます。
私は文章をまとめる能力に欠けているので、いつも図にして論旨をきっちりする習慣があるからでしょうか??
論旨がきっちりしてる女性もいるんやけどなぁ。
大野さんのブログとか。
逆に何が言いたいのか分からない文章書く男性も多いですよ。
推敲の習慣のあるなしだけではないかと思います。
まあ、それはさておき。
三十路にしてロック好きの私なのですが、今年、祖母の初盆の準備やらでサマソニには行きませんでした。
まあ、だいたいは行ってるんですけども。
で、先日mixiを見ておりましたら、
サマソニの会場の前のほうに痴漢やスリが出るとか。
私、一度遭ったことあるんですよ。1人で行ったときに。
あまりにもムカつくので、触っている現行犯の手を捻りあげ、腕の骨を完全に折った上、警備に突き出してやりました。*1
その後、まだ腹立たしい*2ので、サマソニ当局に内容証明で「警備をなんとかしろ!」という手紙を送ったのですが、なしのつぶてでございました。思い出してもムカつきます。
武道の心得のある女子ばかりが来てるわけじゃないんだよ!
mixiのトピックを見ていると、
「おいおい、それは、被害者に対してセカンドレイプやろ!明らかに!」
という書き込みが目立ちます。
例えば、混んでいる場所に行くのは痴漢にあう覚悟で行きましょう、イラクに行って殺されても文句言えないでしょ。
というような。
大体は無神経な男性が「冷静に書いたつもり」の文章が多いんですが。
前に行くなというのはどう考えても「解決策」ではないんですよね。単に被害者の気持ちを逆なでしているだけ。
で、「あなたのこういうところは被害者の気持ちを逆なでしとるのでやめてください」旨と
「会場運営側の改善策」とかを書いてみたのですが、
「偽善」とか言われる始末ですよ。(怒)
痴漢をなくしましょうという放送をしつこくして
痴漢が減った御堂筋線という事例もあるし、
痴漢がいることによって
痴漢に間違えられて人生台無しにする危険もあるわけですよ、男性には。
なのに、この危機感のなさ。
で、うーん。何なんやろ、この温度差は?
と考えたら、
単純至極。
女性というのは
生理が始まるか始まらないかのときに
小学校の教室で
身体のしくみやらを習ったりするんですが、
そのときに
キテレツな男性観を植え付けられるんですな。
男性というのは痴漢するもんだから気をつけろ
とか
夜歩きするな
とか。
*3
ということは、しょっちゅう日本の女性というのは
「込むところに行ったら痴漢にあってもしょうがない」
という覚悟を植え付けられており、
「痴漢にあうのはあんたの油断」
みたいなことを教えられているわけです。
女性の中での暗黙の了解というか。*4
それを、サマソニの会場で痴漢にあったという話になって
男性に
「痴漢にあう覚悟があるんだったら、会場の込む場所に来たら?」
と言われると
「お前に言われたくないわーーー!今更!
そんなこと言うあんたが痴漢じゃないのか!」キィー!
「そんなことより、会場側の整備をなんとかせぇよ!」
と思うわけです。
ですが、男性側は
「女性がしょっちゅう世間や親に痴漢にあうかもしれないから気をつけなさい」
と言われている事実を知らないわけですから、
そういう温度差が出来るわけですな。
なるほど、あるグループでは暗黙の了解でも、ちょっと違ったところで温度差があるということはよくありがちなので、
「当たり前だと思ってること」
に対して、説明できる能力、あるいは、
「当たり前だと思っていること」だけど、他者からは当たり前ではないということを見つけるというのは大事だな、と痛感させられました。
今年は企業の危機管理が問題になってきているので、
またしつこく「内容証明郵便」を出してやろうかな、
文面はどういうのが効果的かしら
とアタマを悩ましております。