ベクトルの大きさ
昨日は皆さん、どうでしたか??
しっかり一日を堪能したでしょうか。
今日、25日は福知山線脱線事故から2年という悲しい日ですね。
そういう事故が起こりやすいのも「土用」だからこそ。
土をひっくり返す事故が多いのが特徴です。*1
以前も述べましたように、
どんな「出来事」にも陽の当たるところがあれば
陰になるところもある。
ええええ!脱線事故なんかいいところなんてあるの?
と驚きの方。
脱線事故以来、まあ、JR西はいつものことながら、
電車のダイヤはムチャクチャ遅れたりしますが*2
神戸線なんかは今まで19分で走っていたのを22分に改めたり、電車のダイヤに無理がないように、工夫して事故の起こりにくいように心がけてはいるようです。信楽鉄道事故以来、体制は変わってないという噂ですが、最低限この2年はマシということを鑑みれば、
あの事故は「今生き残って、JR西日本を使っている人間」にとっては、多少なりとも恩恵をこうむってると言えます。
こういう、世の中では「よくない!」と決め付けられてることに対して、光を当ててみる、これが「陰陽の思想」なのです。
例えば、ナチス。
この本によれば、ナチスによって、我々が受けている恩恵は莫大なものです。ナチスが現代医学の発展に著しく貢献したというのはある意味常識ですし、実は女子勤労者に対して働きやすい環境を用意していた*3というのも、知られざる事実です。
また、当時のドイツも、日本と同じように、諸外国によって、物質的に「封鎖」されたあげく、爆発せざるを得なかったという背景があり、ただやみくもに「世界征服したかった」わけではない、という裏事情も透けて見えます。
ナチスの「ユダヤ人虐殺」は責められるべきことですが、それと同じ「絶対値」でドイツ人(アーリア人)には手厚い福利厚生をしていたというのは注目すべき点です。
そう、この本で分かることというのは、
「すっごく悪いこと」をする人は「すっごくいいこと」もするのだ。
という事実。絶対値は同じなのです。
先日、通り魔が逮捕されたという報道がありました。逮捕された青年は近所では子供たちと遊んだりする感じのいい青年で、とてもそういうことをするように見えない。と近所の方々が一様に衝撃を受けていたのが印象的でした。
最近の猟奇事件はそういうのが多いですね。いかにも、「頭のおかしい」人*4がやるっていうのは少なくなってきています。
この教訓を普段の生活に生かすとしたら、
「あ、あたしはこんなに大きな失敗をしたけれども、これぐらいの規模の成功だって手にすることができる証拠なんだわ!」
という感じで開き直っちゃってください。
自分を責めても時間の無駄ですよ。次に生かさなきゃ。
後悔は先には立たないが、役には立つんです。