Vive-hodie

日本初の猫カフェ「猫の時間」と 神戸元町の「モダナークファームカフェ」、近鉄百貨店上本町店で鑑定している占い師のブログ。

優等生にならない

 私は幼少期に親の愛情に飢えていたこともあり、「●●しなきゃ、人には好かれない」という考えにさいなまされておりました。それが、美容への原動力になっていることは認めます。
 美容はいいんですよ、美容は。人間、25を越えると坂道を転げ落ちるように醜くなっていくので、できるだけ早く手を打たなければなりません。そして、30越えると、かなり手を打っても「被害を最小限に食い止める」のが精一杯になってくるので、美容、特にアンチエイジングはやり過ぎてもやり過ぎることはございません。これは、軽く一回り下に見られている私が断言しているので、本当です。美しいものが機能的であるというのは全ての世界での共通認識ですし、絶対善というものが世の中にあるとしたら、それは「美」ぐらいのものではないかと。

 それはさておき、ここで問題なのは、「全ての人に好かれなくてはならない」という考えです。
確かに、

「おまえ、ちょっとは人の気持ちを考えろ!その行動キモいんだよ!」

という人はかなり見かけますし、本人にもハッキリ「せめて見た目を改善してくださいよ。」と言いますが*1

好かれたいがために、相手に合わせすぎるというのも問題です。

 私はちょっと前まで、自分の師匠に好かれようと、今から考えるとおかしな、「自分に合わない行動」をやっておりました。
 冷静に考えれば、自分がいくら頑張っても、遺伝子の違う人間の師匠になれるわけではなく、*2元々、自分と師匠は別の人間なんですよ。当たり前のことなんですけどもね。

 師匠に好かれようという行動を起こすのではなく、「自分が楽に生きてる姿を見せたら先生も安心するやろ」というのが大事なんだな。と思い始めると、ものすごく楽になってきました。師匠の真似なんかしなくってもいいんです。コピーは所詮コピーですし、真似たところで劣化コピーですから。

 師匠の言うことで、納得がいかない、自分はこう思うっていうこともたくさんあります。だからといって、別に私は師匠のことが嫌になるわけでもなく、「まあ、今は自分はそう思ってるけど、もし師匠の意見が自分に合う考え方なんやったら、そのうちそう納得する日が来るやろ。」ぐらいに気楽に考えるようになりました。別に納得できないからって、師匠の弟子を辞めないといけない、とか大げさなものでもないし。納得できる考え方だけ取り入れて、できないことは後で考えればいいや、と。

 人間、「好かれようとして努力する」人よりも、幸福そうな人に惹かれるんですよ。不幸な人好きっていうニッチな趣味な人がいますが、それは不幸になってる自分が好き=それが幸福ってだけで、まあ、それはマニアですから。

 モテようと思えば、「自分がいかに幸福か」というのを口でなく、全身からアピールするに限りますね。今、「サロペット」が流行ってきたってのは、それもあるのかな、とも思います。型抜きされた「モテ」よりも、マイペースで幸福そう。てのが大事なんでしょうなぁ。


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*1:私、性格悪いのがウリでございますが、細木数子みたいに地獄へは落とさない。その人への感情と鑑定は別ですからな。仕事はキッチリしまっせ。

*2:なれたらとっくの昔になってるよ!だって私かなり勉強してるもの。