Vive-hodie

日本初の猫カフェ「猫の時間」と 神戸元町の「モダナークファームカフェ」で鑑定している占い師のブログ。

みーちゃんのこと

 

 図書館の近くに「お一人さま専用」カフェがあり、集中できないときに本を読みに行くのが好きでした。そこにはみーちゃんというお年寄りの猫がおり、いつも嬉しげに出迎えてくれるのが楽しみだったのです。

 ある日、そこのオーナーさんが「みーちゃんが居なくなった」旨のことをブログで書かれており、見るからに「心痛」そうな様子が文面から見て取れました。みーちゃんが居ない空間を想像するだけでも辛く、足が遠のいてしまったのです。

 図書館に行くたびに「どうしようかな 行こうかな」と思い悩んでいたのですが、とうとう先々週思い切って行くことにしました。アニマルコミュニケーションもかなり上達して写真から情報を取れるのではないかと思ったのです。

 まだまだアニマルコミュニケーションの能力は自分の第二外国語レベルです。岩津さんほど流暢ではないのでお金を取れるレベルではないのですが、大好きだったみーちゃんやオーナーさんのために何か出来ないかと思ったのです。

 

 久しぶりに行ったカフェは何かパーツが足りない気がしました。

 

いつオーナーさんに言おう、言おうと思っていると、お客さんが皆帰ってオーナーさんと二人きりになりました。

 

 「あの…みーちゃんのことブログで見て辛くて来れなかったです」

 意を決して話しかけました。

 

 自分がすみれちゃんを亡くしてショックだったこと、岩津さんに遺言を聞いてくださるようお願いしたこと、ルーさんを迎えるにあたって一生懸命アニマルコミュニケーションを練習したこと を話しました。

 オーナーさんはフェリシモ猫部のブログを読んでくださってて

「みーちゃんのこと、聞こうかな どうしようかな」

「でも まだつらい。みーちゃんのことは思い出さないようにしよう」

 

と思っておられたようです。

 

「よかったら写真を見せてください」

「何か分かるかも」

 

みーちゃんのことを思い出すのもつらそうなオーナーさんにこのことを言うのはとても勇気がいりました。

 

「これがみーちゃんが居なくなる前の写真です」

 

大事そうにしまっていた引き出しから出してくださいました。

 

見ると

 

写真の中のみーちゃんは

「あ!やっと来てくれた!」

 

と言いました。ごめんよ・・・・

 

みーちゃんあれからどうしてたの?と心の中で呟くと

 

雨の中をゆっくりゆっくり川沿いに歩いて行くみーちゃんが見えました。

心なしか、雨に濡れた毛皮の匂いがします。

 

「もう足が動かない こんな身体になると思ってなかった」

「ここで死んじゃったらオーナーさんに迷惑かけちゃう」

「ちょうど良かった この激しい雨のときに出ていけば探しに来られない」

「どこか静かに死ねる場所を探そう」

 

 

オーナーさんね、みーちゃんのこと看取る覚悟出来てたんだよ

そんなに遠慮しなくても良かったんだよ。

 

というと、

 

「わたし、ここに座ってね、みんながおやつ食べたり 本を読んでいるのを見るのが好きだった」

「みんな親切だった」

「嬉しかったよ」

「だから悲しませたくないの」

 

そうだね いつも嬉しそうに出迎えてくれたものね

 

「あのね、オーナーさんに伝えてほしいの」

「本当に本当に感謝してる ありがとう」

「身体はなくなっちゃったけどね、オーナーさんが幸せになるように一生懸命お祈りしているから」

 

あまりの愛情の大きさにトラックにぶつかったのではないかというぐらいの衝撃がありました。

オーナーさんに伝えようとして言葉にならず、涙が出てきて

 

 二人でポロポロ涙をこぼしました。

 

「こんな泣いてしまうようなことをさせてしまってごめんなさい」

オーナーさんはティッシュを差し出しながら私に謝ってくださいました。

そんなこと謝らないでください、本当に言葉が拙くてごめんなさい。

 

 みーちゃんは結局、よそのおうちのお庭にうずくまっていて、そこの方が丁寧に看護され、最後を看取ってくださったようです。とオーナーさんがおっしゃいました。

さすが、みーちゃん。たくさんの愛情を持っている猫は皆に愛されるのだ。

 

何回生まれ変わったらここまでの存在になれるのだろう、猫は尊いな と思った出来事でした。

 

岩津さん毎回こんなことをしておられるのか・・・大変過ぎる。

 

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 後日、このことを書いた紙を持ってカフェを訪れました。

みーちゃんのあまりにも大きな気持ちを受け止めきれず、あまりにも言葉足らずだと思ったのです。

ここまでの記事を書くのもしばらくは自分の中で整理するのに時間がかかり、坂本先生や岩津さんに話してやっと言葉に出来た感じでした。

 

「みーちゃんの長い一つのお話が終わったのですね」

 

岩津さんはおっしゃいました。

 

上記の記事をオーナーさん説明しながら渡すと、

先日感じた「パーツが足りない感じ」が抜けており、なにか温かい雰囲気が漂っていました。

 

あ! みーちゃんの言葉が聞けたからか!よかった、みーちゃん喜んでいるんだ。

 

オーナーさんの顔もそこはかとなく緩んでいて、これで良かったんだ…みーちゃんとオーナーさんのお役に立ててよかった と思いました。

 

ああ、このためにアニマルコミュニケーターさんは頑張っているのだな

毎日練習を積み上げよう。

 

 

 

ameblo.jp

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