言いづらいことを伝えること
いつ撮っても男前、歌舞伎顔のルーニー君。
一年前、広島からお客さんがお見えになりました。こだわりの珈琲店をされているということ。おみやげにいただいた豆はとてもいい香りがします。
が、よくよく見ると 額のところにすっと赤い線が走っています。 ああ・・これはお店を畳む相談だなと思いました。
易をたてて見ると、天山遯、「余力があるうちに逃げましょう」という卦です。
一生懸命メモしてくださっている姿を見て、
「ああ・・・こんなツラいこととても言いづらい・・・ けど易の神さんが言うてはるんやから言わないといけない、困ったなーどうしようかなー」
と10秒ぐらい悩んだのですが、口が勝手に
「今なら閉めても大丈夫、その後のお金の処理は云々~」
と説明していました。
意外とスッキリした顔でお客さんは帰って行かれました。ちょっとホッとしました。
先日、一年ぶりにそのお客さんが鑑定にお越しになりました。
お顔を拝見すると、毒が抜けていい感じになっており、額から光が出ているのではないかというぐらい素晴らしい感じで、一瞬誰か分からないほどでした。
お話をお伺いすると、お店をたたんで、田舎に引っ越し、通販で豆を売ってるんだけどなんか今いい感じで、協力者も出てきて今「コーヒーの学校」をしようと思っている。とのこと
!!!
昨年出した卦を思い出しました。
天山遯の2爻!
天山遯(逃げるが勝ち)→天火同人(協力者が現れる、日中の太陽のような状態)
口が勝手に言いました。
「それは心に決めておられることなので、学校をするかしないかというのを占うわけじゃありませんよね」
あの顔相ならきっとどなたとでもうまくやっていけるし、これからどう考えてもいい未来です。
ああ あのとき言うの辛かったけど、出た卦をそのままお伝えして本当に良かったなあ。と思えた出来事でした。