手の届かない未知のもの
最近、フィールドワークを始めました。
家相とマンションの入居率の関係はどんなもんか?
というもの。
建築基準法や不動産鑑定基準に、家相やら風水の考え方がそのまま活かされているというのは、一目瞭然なんですよ。
それは頭でよくわかっていたものの、
実際、数字やデータを集めだすと
「!!!!」
なぜ、最安値や、角部屋ではないのに家相だけがいい部屋から売れていくのか?
とっても不思議なんですね。
家相や風水ってのは、この蒸し暑い夏やらお肌にひたすら悪い乾燥した冬を乗り越えるためのものってのは、実際、不動産業に携わるとよく分かるんですが、
それを、家相の素人さんである一般消費者の皆さんが無意識に選んでいる。
その事実がかなり衝撃なわけです。
これは、これで、このまま調査を続けて、将来書籍化するか、論文にでもしてみようかと目論んでいます。やっぱり、データというのはその母体数が大きくないと信憑性がないですからねぇ。
こうなると、
自分の知らない何かが
自然の中で動いてるんだなぁ。
というのを改めて知らされます。
また、最近、「司法試験受かりました!」とか「結婚しました!」とか、「妊娠できました!」
とかといったおハガキをいただいたりして、
「あー。私も世間の役に立ってるんだなぁ」
と呑気に喜んでいたのですが、
近頃、自分の「占いの結果」を伝える能力が上がってきたのか、
そういうお礼のメールやらハガキをいただく頻度が多くなり、
なんか、ちょっと怖いなぁ
*1
と思ってきました。
確かに、占いの勉強を本格的に始めるにあたって
師匠にさんざん、
「自然の法則というのは神様なんやから、ぞんざいに扱ったらあかん!」
と気が狂ったように怒られたりして、
「ふーん。でも、それって円周率みたいなもんで、
不可思議ってことなんやろ??」
とボンヤリ捉えてたんですが、
鑑定も2000件を越えてくると、
「あ!これかも!この、完全に法則がハマったこの感じ!」
てのが見えてくるようになりました。
占いのキャリアとしてはまだまだと思うんですが、
この「自分の力では計り知れない何か」の領域のシッポをチラっと見れるようになったというのは大きいなぁ。
と思う今日この頃。
そう、数学とか化学の最前線の研究者さんたちが口を揃えていう「アレ」なのかもしれません。
占いっていうのは昔の人の智恵の集積なので、当たるというのは頭で分かってても、それを使うのはやっぱり「未知の領域」を触ってることに近いのだな、それを扱わせてもらうのはありがたいことなんだとオノレを戒めてきっちり仕事をしていこうと思います。
さて、今日はお休みだから、今からライトスタンドに行ってくるかな。