ipod難聴??
お客さんとお話していて、
「あ!この人、ipod聴いてるな!」
と分かる人がいます。
どういう人かというと、
「中低音」の音が全く出ない人。「単音」で話す人。
分かりやすい表現でいえば、
CMの「ジョイ君」とか、アニメの「ピノコ」の声みたいな感じ。
体調が悪いと「イラっと」来る声でもあります。
ipodのイヤホンは中低音の音が出にくい仕様で、音が薄いのです。
そういう音を聴きつづけると、
中低音の音を出さなくなる=聴こえない音は発することが出来ない。
また、そういう方々の特徴として、
「話の主題がまとまらない」
「他人の話を理解する能力に欠ける」
というのが挙げられます。
音声学で中低音は
「腹に響く」とされているので
*1
腹に響く音が聴こえない、話せないと
「東洋医学」で言うところの丹田が働かない=腑に落ちるということが出来ないのだと思われます。
ipodが登場した時期に、
ドイツ音楽祭で試聴したのですが、
あまりの音の薄っぺらさに衝撃を受けました。
なんか高音がシャカシャカいう感じ。
家で聴くステレオの音を「辞書」と表現すると、ipodの音は「あぶら取り紙」。
こんなライブで試聴コーナー作っちゃって大丈夫なのかな?
と不安になりましたが、にぎわってるのが衝撃でした。
みんな、可聴域(聞こえる音の範囲)が狭いの??
ないしは、敢えて音域を狭くしてある日本のポピュラー音楽を聴きすぎているせいなのか??
そういう方々には是非、
アコースティックな音=民族音楽とかクラシックのオーケストラのコンサートに出向いて、本当の音というのは、これぐらい迫力があって、幅があるのだ!ということを感じていただきたい。
民族音楽というのは、その地域の「自然の音」を模倣していることが多く、多民族を理解、あるいは自分のルーツを理解することにつながり他者を理解するのに役立つという「副効用」もあるのです。
あるいは、ipodに接続されているイヤホンをipod本体よりもお値段の高い「音域の広い」ヘッドフォンに交換されることをオススメします。
聴こえる音域が狭いということは
それだけ、情報を収集する能力が狭いということなのですから。
薄っぺらい声の人の中身は薄っぺらい。
ipod難聴は「音の大きさ」=中高音の難聴=騒音性難聴もさることながら、
聴きつづけている「音域の狭さ」から引き起こされるものではないか?と私は感じています。
*1:ちなみに高い音は「頭に響く」