柔らかい殻
このタイトルをつけた後、
そういえば、そういう怖い映画を観たな。と思い出しました。
もう一回見てみようかしらん。
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2005/04/23
- メディア: DVD
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
それはさておき、
日本人は柔らかいものが好きなんだな、と最近思う出来事が多くありました。私がドイツ製品が好きだからというのがあるのかもしれませんが。
先月、8年越しの愛車、A160のミッション異常が出まして。
ミッションがいかれると、エンジン自体もいかれてくるので、新車を検討しなければなりません。
で、日本車外車問わず、いろんな車に試乗してみました。
で、結論。
日本車というのはとても柔らかく出来ており、長距離ドライブには向かない。
人間の体というのは精密なもので、
三半規管で感じる「振動」と体全体で感じる「振動」にズレがあると、どうも疲れる=車酔いするみたいなのです。
それが、短時間なら、そうも「ズレ」は感じられない。
なんか、日本人の「場当たり的な」考え方に通じるものがある気がしましたよ。
逆に、ドイツ車のあの硬いシートは、直接道路の衝撃を体に伝えるものの、三半規管とのズレはないので、「車は揺れるけれども酔わない」
という、体を甘やかさない=揺れる車 仕組みになっています。
常に小さいショックがあると、「ひどいことにならない」というのが欧州流なのかもしれません。
靴も同じ感じで。
私は以前はcamuiという日本の靴メーカーを大変気にいって収集していたのですが、現在はbirkenstockに替えています。
camuiはソールが「水のクッション」で出来ており、身体を衝撃からまもるという感じで、柔らかくできています。とても楽ちんです。
が、しばらくすると、足のアーチが崩れてくる。楽過ぎて身体が甘やかされてくるのですな。
その点、birkenstockは、足の当たりがとても硬い。
姿勢がよくないと、足から出血してくるという、スプラッター(流血)「矯正」スパルタシューズなのです。
が、慣れてくると、歩き方がきれいになってくる。
こう書くと一長一短なんですが。
なんか、今の日本人は「我慢が出来ない」民族になってて、
「イヤな意味での」場当たり主義=近視眼的になっているように思えてなりません。
顧客主義もいいですが、「良質」なお客さんを育てる努力をしたほうがいいのでは?と思います。
(この話は長くなりそうなので、続きは明日分へ)