Vive-hodie

日本初の猫カフェ「猫の時間」と 神戸元町の「モダナークファームカフェ」、近鉄百貨店上本町店で鑑定している占い師のブログ。

挫折が人を作る

 2週間に一回、植島啓司先生の講義に出ております。で、植島先生の弟子の名越先生*1の話で「おっ!」と思ったことが。

 名越先生が、あの、長生きで有名なお医者さんと対談したときのこと。
「こーんな、大学に保護されてる先生と話してもなぁー。」と思いながら、会場に向かったらしいのです。
で、お話してみたら、めっちゃ面白い人だった。
「うーん。なんでやろ?」と先生の経歴を調べたら、「ハイジャックの現場にいたことがある。」というのが分かった、きっと、あの先生を作ったのはハイジャックでの「生死ギリギリの体験」なんだろう。と。

確かになぁ。と。

久々に、エリートの学友なんかと話すと
話が全く通じない。
「痛みの体験のない人」とか「生死ギリギリの経験をしてない人」ってのは、どうも他人の痛みに鈍感というか、なんというか・・・。

正直、こういう挫折を知らない人が日本のトップでいいのかなぁ。
と思うこともシバシバです。

私は幸いというか不幸というか、
震災時に長田にいた経験や、難病克服の経験などがあるので、
ある種、「根性が座ってる」「大変なことに対して免疫がある」ため、
易者を続けてても、精神がヤられないのかなと思います。

生死ギリギリの経験を通り抜けても、
学習できない人というのは存在しますけどね。
そういう人は「自分の運の悪さというのは自分のせいではない」と思っている人がほとんどです。
災害やら、不幸というのは容赦なく降りかかりますが、
ここで、どうやって切り抜けるとか、その事後処理をどうしたらいいもんか、と「自分のもの」として捉える気持ちが、その後の人生を大きく変えると思うのです。

 今日、2人の死のニュースに接しました。
一つは松岡大臣、もう一つはZARD坂井泉水さん。
松岡大臣は、順調に昇っていって、挫折を知らなかったのかな、と思います。順調に昇ってて、急な下降を経験すると、大半のひとは耐えられなくなって自殺してしまうそうです。
 坂井さんのお話は、まだ事故死か自殺か分からない、ということですけども。
 
 話がまた野球に飛びますが、
あー。私、生まれつきの阪神ファンでよかったわぁ。
と最近しみじみ思います。
優勝時からのニワカファンの方々は、コーチやら選手のブログに、より相手を責めて追い詰めるようなコメントを残したりして、大騒ぎをしてたりするんですが、小学校のときに「阪神ファン〜!」といじめられた経験をもつ私としては、

「そりゃ、上り詰めたら、あとは下がるしかないから、そういうときもあるわな、しゃあないわな。」

ぐらいの気持ちしか持たないですねぇ。
でも、まあ、星野SDが実況で怒り心頭だったらしいですから、選手やスタッフの方々も平常心に戻って欲しいなあとは思いますが。

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*1:精神科の