リルートしますか?
ナンバーポータビリティ始まりましたね。私は顧客サービスナンバーワンとされているauです。元々、Tukaだったので。
auの方はご存知、EZナビウォーク。歩く人のためのナビゲーションです。あれって、道を間違えたり、「こっちの方が近いやろ!」と近道するといちいち「リルートしますか!」と言うんですよね。ちょっとウザいんですが、そのとき、そのときの位置をGPSで受信して、目的地までの道を計算して頑張ってるのねぇ。と目頭が熱くなります。
と長い前書きになりましたが。
安藤美姫選手、頑張りましたな。
実は前回、安藤選手を占うときに、あの五輪前と思えないほどの太りっぷり、高校生なのに自分のことを「ミキはぁ〜。」と話す幼稚さに衝撃を受け、こりゃ、いくらいい運気の波が来ても、「乗れんわ。」と思ったのです。それどころか、惨敗で引退するかもしれないな、とも思いました。
ところが、今回、ニュース番組かなんかの「競技前のインタビュー」を見ると、輪郭もしっかりしてるし、話し方も「私は!」ときちんと発音できている。しかも、かなり身体に気を使っているのか、ダイエットにも成功している様子。
「あー。今回はいけるかもね。」と思いました。
結果は一位。よくやりました。
スポーツニュースのインタビューでは、「荒川選手の演技に衝撃を受けた」らしく、自分なりに頑張ろうと思ったようです。
人間って変わろうと思えばいくらでも変われるのだな、と感心しました。*1
読者の皆さんは耳タコかもしれないですが、こういう風に、他人から見たらどん底に見える時期というのは、「大きな変革期」にある場合が多いのです。運気というのは単なる掛け算の世界で、×8の時期だと、気持ちがマイナスに働くと「−8」に気持ちがちょっとでも上向きだと×8に運気を使うことができるのです。
先日、私が大好きな新庄選手が引退しました。本当に漫画のような引退劇で*2、彼らしいな。と感激しました。
新庄さんも、生まれもった「運」は全くたいしたことなく、レベルでいえば、中の上。
ですが、彼は、北海道に引越ししたばかりの、巨人ファンから見れば、都落ちのパ・リーグ球団をたった三年で日本一にしたのです。監督がチームの雰囲気を変えることはよくありますが*3、一選手がここまで劇的に球団内、パ・リーグの雰囲気を変えることができるなんて前代未聞です。
彼は転機といわれる時期に「客観的に見れば気が狂ってるような選択」をし、結局チャンスをモノにしています。身体能力が高いからこそできる、「本能的にすばらしい」と思った方向だけに全力を注ぐという行為が彼を英雄にしたのでしょう。
安藤選手にしろ、新庄選手にしろ、「よそ見をしないで全力で」がカギだったように思います。
こんな感じで、自分の転機と思える時期にうまく「リルートしますか?」「はい。」というボタンを押せる人が運気をうまく扱え、運気の波に乗っているのだな、と痛感させられました。
我々は、クライアントにしつこく「リルートしますか?」と語りかける役目なんですけどね。