Vive-hodie

日本初の猫カフェ「猫の時間」と 神戸元町の「モダナークファームカフェ」、近鉄百貨店上本町店で鑑定している占い師のブログ。

自分でものを考える

 最近のビジネス本を読むと
「売れる営業マンを作る」よりも「売る仕組みを作る」という視点で書かれているのをよく見ます。
 それは主に、売れる営業マンのやっているノウハウを事細かに明文化し、マニュアルを作るというものです。
 確かに私の世代ぐらいから、街で遊ぶにもぴあや関西ウォーカーやらを読まなければ遊べないマニュアル化世代なので、当然といえば、当然とは思うのですが。
 もともと、「学ぶ」という言葉は「まねぶ」=真似をするというところから始まっています。優秀な先輩を見て、自分で真似をするということです。それが出来ないので、文章化してマニュアルを作る。「身体知」=身体で物事を覚えるということの欠落がこういうマニュアル社会を作ったのかもしれません。
 テレビで最近の小学生の1/3がケンケンパーをまともに出来ないというニュースを見ました。ビックリの事実です。家で閉じこもって遊んでいるために空間把握能力が衰えているとか。外に出て遊ぶのも、近頃は「ヒトサライ」がいますし、しょうがないのかもしれませんが。
 「身体知」=身体で物事を把握する能力というのは大切です。ここで述べているような、「季節を身体で感じる能力」=暦やいわゆる「虫の知らせ」=危機管理能力を養うのに身体知は必要だからです。
 自分の身体の感覚を身に付ければ、おのずと、人というのはいろんな種類がいて、それぞれ違う感性を持っているということが分かります。それが、「自分の意見」を持つ=自分でモノを考えるということにつながるのです。
 来られるお客さんで、見るからに身体が硬そうな、骨格が歪んでおられるかたがおられます。そういう方に、「脇のリンパが詰まってますよ」とお知らせしても、えっ、そうですか?分からなかった。とおっしゃる場合が多いのです。身体が硬すぎて、ご自分の不調に「麻痺」しているのです。ご相談内容も、「麻痺」されていることが多いです。どこが「痛いか分からない」ので、今自分が何をしなければいけないのか、ということが分からないのです。
 そういう方には、ご質問にお答えするよりも、ストレッチを毎晩お風呂の後にすることをオススメしています。硬い頭で考えた質問よりも、身体を柔らかくして、「自分の心のどこが痛いのか」を分かって来られたほうが、有用ですから。
 猫の時間に来られて鑑定をお願いされる方々、予約表にお名前を記入されたら、5分ほど軽くストレッチしてから鑑定にいらして下さい。驚くほど、質問の具体性が上がりますよ。


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